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"Amicale" 第1号発刊に際して 学 長 須藤 賢一
受け継がれゆく志し 同窓会長 宮田 正枝
大学祭(藤龍祭)に出店して    
キャンパス紹介    
編集後記    





"Amicale" 第1号発刊に際して 学 長 須藤 賢一
 大学同窓会誌"Amicale"第1号が発刊になりますこと心からお祝い申し上げます。

 一昨年のリーマンブラザーズの破綻以来、経済状況は極めて厳しい状況ですが、同窓生の皆様にはお元気でご活躍のことと拝察しております。

 大学は来年度に開学10周年という節目の年を迎えます。この間、平成18年の看護学部と薬学部の増設、そして来年4月の理学療法学科の開設に伴う保健医療学部(看護学科、理学療法学科)の立ち上げとコメディカルの人材養成を充実してまいりました。これにより、大学開設当初の健康福祉学部3学科から3学部6学科体制となり、健康・医療・福祉の総合大学としての体制がある程度整ったのではないかと思います。

 昨年、本学は群馬大学と教育研究交流に関する協定を結びました。本学の教育研究活動が一層活性化されることが期待されます。

 また、今年の2月に完成した8号館は、これは短期大学部専用校舎になります。短期大学部は新設の校舎で37年の歴史と伝統を礎として新たな一歩を踏み出すことになります。

 さて、メキシコを震源地とする新型インフルエンザ(以下新型インフル)の流行が世界中を席巻しております。まさしくパンデミックの状況です。日本中の学校で全校、学年、学級という規模に違いはありますが閉鎖措置がとられております。学園におきましても附属幼稚園では9月に50人以上の園児が罹患したため全館閉園を余儀なくされました。高校は一時期に大勢の罹患者の発生は見ておりませんが、夏以降生徒の発症が絶えたことはありません。

 大学は短期大学部を含めて全体として新型インフルと診断された学生が1人、2人と見られる程度でしたが、10月に県私立大学スポーツ大会直後に10数名の学生が発症したという報告がありました。しかし、クラスターあたりの閉鎖措置をとるまでには至りませんでした。

 ところが、12月に入り健康栄養学科の2年次Bクラスで多くの学生が発症したため同クラス全員を7日間の自宅待機という措置をとらざるを得なくなりました。

 本学は医療福祉系の大学としての特色を生かして新型インフルの流行以前から感染症対策委員会が組織されております。今回の新型インフル対策につきましても度々委員会を開催して適切に対応してきており、万一罹患した場合の報告の義務化や各校舎の入り口に消毒薬を設置するなど学内の流行を防ぐ手段を講じておりますが、万能の対応策はないに等しいといえます。

 また、受験期を控え、各高校や受験生は様々な予防策を講じていると思いますが、大学といたしましても受験生に対する新型インフル対応を実施せざるを得ない状況になっております。

 本学も受験生が新型インフルのため受験できない場合には、推薦入試と一般入試については追試験を実施することになり、日時や受験科目等についてホームページ上に掲載して受験生に周知を図っております。大学にとって追試験を実施するということは試験問題の新たな作成や試験体制作りなど大きな負担がかかりますが、受験生の立場に立った取り組みが求められるのも現在の大学を巡る厳しい環境を端的に現しているといえます。

 わが国社会、ならびに国民は長く閉塞感にとらわれておりました。その結果として今夏の衆院選における政権交代があったのだと思います。現在のわが国社会における生活者の所得や就業状況、生活保護世帯数、貧困率などさまざまな統計を見るたびに愕然としてしまいます。谷あれば山ありで明るい未来を信じ、また自分自身を信じて今のこの困難な状況を乗り切らねばなりません。

 同窓生の皆様のご健闘を祈ります。




受け継がれゆく志し 同窓会長 宮田 正枝
 同窓会会員の皆様、こんにちは。

 この度、高崎健康福祉大学同窓会の発足後初めて、記念すべき第1号の会報をお届けできることになりました。

 そして今、こうして会報を通じ、会員の皆様と交流の場を持つことができますことに、大きな喜びを覚えております。

 群馬女子短期大学が高崎健康福祉大学となってから、はやいもので9年が過ぎようとしています。私たちが卒業した頃には母校がこんなにも立派な四年制大学に変貌を遂げようとは夢にも思いませんでした。特にこの十数年の飛躍ぶりは、ほんとうに目を見張るばかりでございます。

 会員の皆様の中には、大学名が変わったので、群馬女子短期大学の面影すら残っていないのでは…と、お思いになっていらっしゃる方もおいでになるかもしれません。どうぞ、一度、母校にお立ち寄りになってみて下さい。高崎健康福祉大学の学生達の明るい「こんにちは!」と、真っ直ぐで汚れない瞳の輝きに、皆様は創立者須藤いま子先生の教育方針「感謝・奉仕・融和」が、しっかり現理事長・学長であられる須藤賢一先生に継承されていると、確信されるに違いありません。

 優しく思いやりある人間を育むためには、自分の私利私欲のために人をあざむいたり、だましたり、おとしめるような社会環境から、学生達を守り育てる必要があると思います。素晴らしい師に導かれ、生きる価値を見出すことができれば、卒業後も自律の志を忘れることはないでしょう。また、ほとんどの学生にとって最終学歴となる大切な日々で、私のように真の友人を得ることができれば、一生の宝を得たことになると思います。

 同窓会としても学生達の生活や学びを援助するために、「高崎健康福祉大学学園奨学金」に出資し修学の機会を提供するとともに、海外研修参加学生にも資金援助を行ってまいりました。これからも皆様の御協力のもと、母校の学生達の若い未来を応援して参りたいと思います。

 皆様のご健康とご活躍、幸多き日々を心よりお祈りし、お会いできますことを楽しみに…。




大学祭(藤龍祭)に出店して
 今年も学生さん、地域の皆様お待ちかねの藤龍祭がテーマ『いきる』のもとに、2009年11月14日・15日に開催されました。

 例年より少し遅い日程で、初日の午前中は雨となり、お客様の出足を心配しましたが、見る見るうちに雨雲は消えていき、沢山の方々においで戴くことが出来ました。同窓会としてすっかりお馴染みになった『お花やさん』を開店し、美しい花々と共に、皆様との出会いを楽しみました。

 又、今年は初めての試みで『綿菓子やさん』もオープンしました。お花はもちろんの事、綿菓子にも大勢のお客様に来て戴き、なんと行列が出来るまでに成りました。あま~い誘惑には大人も子供もかてませんでした。

 もう一つの目玉として、会員がこの日のために育てた新鮮野菜を並べて、お客様をお待ちしました。

 同窓会員の私達も皆様に又、来年もお会い出来るように、これから更に発展する母校の為にも努力をして参ります。

 そしてまた元気な笑顔で、次回の藤龍祭へのご参加、ご来店を心よりお待ちしております。




【 キャンパス紹介 】

【 1号館 】 【 2号館 】
主に健康福祉学部(医療情報学科・社会福祉学科・健康栄養学科)が使用しています。 1号館すぐ隣。
1F:図書館、2F:「学生ホール」、「学習支援センター」があります。
【 3号館 】 【 4号館 】
理学療法学科の実習棟です。「運動実学習室」等、最新設備を備えています。
また、1Fに「キャリアサポートセンター」、「カウンセリングルーム」があります。
以前は短大・経営情報学科(情報文化学科)が使用していました。
1Fに保健医療学部事務室があります。
以前は短大事務局として活用していました。
【 5号館 】 【 6号館 】
4号館すぐ隣。主に保健医療学部(看護学科・理学療法学科)が使用します。こちらには看護学科の実習室があります。
以前は短大の校舎でした。
1号館の裏手にあります。
体育館・フィットネスルーム・大講義室があり、イベントや講演にも使用されます。
【 7号館 】 【 8号館 】
主に薬学科が使用します。
「模擬薬局」や「動物実験室」等、最新設備を備えています。
7号館と同じ並びにあります。
主に児童福祉学科が使用します。
1Fに「子ども・家族支援センター」があり、校舎西側には和太鼓の練習施設である「響和館」があります。
【 いま子記念館 】
1Fは多目的ホールとなっており、普段は附属高校の生徒さんが自習等で使用しています。
2Fにいま子先生を忍ぶ記念の品が置かれた部屋と、附属高校、大学の同窓会室があります。
いま子記念館入り口を入ってすぐの、吹き抜けホールです。




【 編集後記 】

 一昨年の総会で、大学と短大の同窓会合併に伴い、同窓会誌もリニューアル致しました。

 表紙のAmicaleとはフランス語で同じ活動をもつ人の集まり、協会、連合、親睦会などの意味があるそうです。短期大学時代に理事長先生につけていただいたものを、ひらがなからアルファベットの表記にかえました。

 今回の会報誌は新しく変わりましたキャンパスの案内、学部の紹介をさせていただきました。学校のお近くにお越しの折りには、是非とも散策をしていただければと思います。

 今後とも、Amicaleをどうぞよろしくお願い致します。
編集委員
高岸裕代 石黒早苗 斎藤徳子 白石伸恵 石坂美智子
※会報は、同窓生会員の皆様に、随時発送しております。
住所変更等で修正がある場合は、必ず
お名前(漢字)所属学科+年度生(卒業年)修正内容(新・旧両方)
をご連絡下さい。
同窓生は1万人を超え、同姓同名の方が多くいらっしゃいます。
対象者が確定出来ない場合、修正は行いませんので、ご協力頂けますよう、どうぞ宜しくお願い致します。
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